ベン経の泣き所

とあるベンチャー企業の経理の人が、経理的視点を入れたり入れなかったりしながら仕事や日常のことを書きます。

2019年版エコポイントこと次世代住宅ポイントgetへの道は長い

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あ…ありのまま事務局に申請するまでに起こった事を話すぜ!

時は2020年2月。
とあるお店のリフォームコーナーでたくさんのPOPが出てました。

<次世代住宅ポイント制度まもなく終了!>

・・・おぉ、そんなのありましたね。
2019年10月の消費増税により落ち込むであろう需要を喚起する国策。 

そのうち自宅のトイレを替えたいな~と考えていたので見てみると

<こちらの商品は16,000ポイント>

ふむふむ、1ポイント1円くらいの価値かな?
交換できる商品の中にも何かしらほしいものはありそう。
今後消費税10%であることは変えられないので、
国策に乗っかりこの機会に買ってもいいかも。

などと考え、ポイント制度自体はあまりよく調べずに契約。
たぶん領収書(レシート)と工事証明書的なものを用意して、
必要事項書いて申請する程度でしょ、と考えてました。

結果そのとおりなのですが、これが中々高いハードルでした。

 

ハードル①:申請方法がぱっと見で理解できず

HPの記載や、手引書による説明はすごく丁寧です。
すごく丁寧なのですが、目的がポイント獲得ということに対して、
68ページのパワポ資料(A4縦)を開いた瞬間にやる気が削がれます。

やる気を削がれながらもがんばって読み進めていくと、、、

 

ハードル②:最低発行申請ポイント数

<20,000ポイント未満の場合はポイント発行申請できません>

工エエェェ(´д`)ェェエエ工

きっとお店のPOPにも小さく書かれていたのでしょうね。
そこまで読まないし、お店の人も何も言ってくれなかった。。。
ポイントがあってもなくてもそのうち買ってたとは言え、
もらえる予定のものがもらえなくなる喪失感はなかなか。

(何か追加で4,000ポイント以上もらえるリフォームするか?)
(いや、ポイントのためにリフォームとか本末転倒すぎる。。。)

などとモヤモヤしながら対象となる住宅設備を眺めていたら、
『節湯水栓 4,000ポイント』の文字が。 

(たしか去年の後半に水漏れがあってキッチン水栓交換したような?)
(あれ、でも交換したのは増税前だった?後だった?)
(そもそも交換した水栓は制度の機能要件を満たすのか?)

もろもろ確認の結果、この工事も対象となりそうという結論に。

節水型トイレ(16,000pt)+節湯水栓(4,000pt)=20,000pt!!

これで何とか最低発行申請ポイント数に届きました。
このあたりから、自分の中では引くに引けない戦いに。

 

ハードル③:申請書類が多い

私の申請タイプで必要とされた書類が以下のとおり。

・ポイント発行申請書
・【申請書別紙】分離発注事業者一覧
・工事請負契約書
・リフォーム工事証明書(戸別用)
・申請者の世帯全員の住民票の写し
・対象工事内容等に応じた性能を証明する書類

・・・全然手もとにない。
特に水栓工事は近所の工務店にお願いしたのでカタログと請求書くらい。

自力での対応は諦め、家族の助けを借りることにしました。

一番きつかったのはこちら。
<リフォーム工事前/工事後、または工事中の写真>

 工事「後」の写真はいくらでも撮れるので、問題は工事「前」。
トイレについては、壁紙検討のために撮影した写真がありクリア。

水栓については、「映り込んでいる写真を探す」方向でアプローチ。
これがなかなか無い。あったとしても部分的だったり超小さかったり。
キッチンで(水栓が映り込む形で)撮影はそう多くないですよね。

奇跡的にあった1枚が、ドライアイスを水に入れる実験写真。
シンクには白いモヤモヤの二酸化炭素が充満しているものの、
そこには確かに工事「前」の水栓の姿が・・・!小学生に感謝。

住民票もコンビニで取得し、これで必要な書類が整いました。

 

おまけのハードル:レターパック

書類一式を事務局もおすすめしている方法「レターパック」で郵送しましたが、
数日後、その書類一式は自宅に舞い戻って来ました。

(申請不備あったのか・・・?)

原因は、まさかの料金不足。
2019年9月以前に買ったレターパックを使った結果、消費増税にともない10円
値上げされていた料金に足りず、一度事務局へ届けられ受け取りを拒否されて
戻ってきたのでした。

一度使われたレターパックは再利用できないため、もう一度郵便料金を負担する
という実に残念な展開。

消費増税に関係した制度に乗っかろうとして、消費増税による直接的な影響を
被るというなんとも皮肉な展開。
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不備があって申請書類が戻ってくる心の準備しておいてもいいかもしれない。

ポイントgetへの道は本当に長い。